【NBA基礎講座:02】ドラフト後の契約の真実!1巡目と2巡目でこんなに違う?年俸・待遇を徹底解説

NBAドラフト解説:1巡目と2巡目の違い

ドラフト1巡目 vs 2巡目

指名順位で何が変わる?選手のキャリアの分かれ道を、インタラクティブに見ていきましょう。

運命を分ける「契約」の違い

NBAドラフトでの最大の分かれ道は「契約が保証されているか」です。1巡目と2巡目、それぞれの選手の立場を比べてみましょう。

1巡目指名
約束された道

🛡️
  • 契約保証あり: 「ルーキー・スケール契約」というNBAの規定に沿った契約が保証されます。
  • 安定した収入: 指名順位に応じた高額な年俸(最低2年間)が約束されています。
  • 育成への期待: チームからの大きな期待を背負い、育成プログラムのもとでプレーに集中できます。

2巡目指名
自ら拓く道

🧗
  • 契約保証なし: チームとの契約は完全に自由交渉。契約できない場合もあります。
  • 不安定な立場: Gリーグとの行き来となる「ツーウェイ契約」や、キャンプのみで解雇される可能性もあります。
  • 実力証明が必須: サマーリーグやキャンプで結果を出し、自らの手でNBA契約を勝ち取る必要があります。

ルーキー・スケール契約の年俸

1巡目指名選手の年俸は、指名順位によって厳格に定められています。順位が少し下がるだけで、保証される金額が大きく変わることがわかります。グラフのバーにカーソルを合わせると詳細が見られます。

ドラフト後のキャリアパス

ドラフトで指名された後、選手たちはどのような道を歩むのでしょうか。特に2巡目指名選手の道は多岐にわたります。

1巡目指名の一般的なパス

ドラフト指名
ルーキー契約締結
NBAデビュー

2巡目指名の多様なパス

ドラフト指名
サマーリーグ / キャンプ参加

【成功】

NBA本契約

【条件付き】

ツーウェイ契約
(NBA/Gリーグ)

【厳しい結果】

Gリーグ契約 or 海外移籍 or 解雇

逆境からのスター選手たち

2巡目指名という厳しい状況から、チームの核となり、リーグの歴史に名を刻んだ選手たちをご紹介します。彼らは「保証なき道」を実力で切り拓いた好例です。

ニコラ・ヨキッチ

2014年 全体41位指名

複数回MVP受賞、NBAチャンピオンに輝いた史上最高の2巡目指名選手。デンバー・ナゲッツの絶対的な中心です。

マヌ・ジノビリ

1999年 全体57位指名

サンアントニオ・スパーズの「ビッグ3」の一角。シックスマン賞受賞、4度の優勝を経験し、殿堂入りを果たしました。

ドレイモンド・グリーン

2012年 全体35位指名

ゴールデンステート・ウォリアーズの守備の要。最優秀守備選手賞、4度の優勝に貢献した現代バスケのキープレイヤーです。

まとめ:一目でわかる比較表

最後に、1巡目と2巡目の違いをシンプルにまとめました。この違いが、ドラフトのドラマをより一層面白くします。

項目 1巡目指名 2巡目指名
契約保証 あり (ルーキー・スケール契約) なし (自由交渉)
立場 安定 不安定 (サバイバル)
キャリアパス 保証された道で成長 自らの実力で道を切り拓く

このページはNBAドラフトの仕組みを分かりやすく解説するためのものです。

タイトルとURLをコピーしました